1940年代から1950年代にかけて製造された、レザーのライダー型カナディアンジャケットです。
メーカーはADOLPHE LAFONT(アドルフ・ラフォン)です。
1844年、大工をしていた義理の兄弟に、モールスキンのパンツを作ったところから始まったワークウェアメーカーです。
主にモールスキンやコーデュロイなどといった、ゴツめの服を製造していましたが、徐々に網羅する範囲は大工にとどまらずに、農夫や炭関連、レストラン、パン屋など多くの職種の衣服を作るようになっていったようです。現在ではアドルフ・ラフォンがその服を製造する職種の数は230にも上ると言われています。
カナディアンジャケットは、トラッパーと呼ばれるカナダのプロハンターが着ていた服に由来し、フランスの芸術家ジャン・コクトーが着たことで、フランスにおいては20世紀の前半以降、特に1950年代に民衆の間で流行したと言われています。
フレンチヴィンテージにおいて、本来はコットンとレザーの2種類の素材が使用され、襟にはファーがついたものが一般的ですが、こちらは全体がレザーでジッパー仕様。それから襟はシンプルな形で、まさにカナディアン「型」と呼ぶにふさわしい一着!
ウエストにあるゴムがしっかりとシルエットを形作り、すっきりとした綺麗な雰囲気で着ることができます。さらに、それが作るいっぱいのギャザーはとても美しく、つい目を奪われてしまう後ろ姿!
このシルエットやギャザーも、従来のカナディアンには見ることのできない一点です。
裏地はワッフルのようになったウール地。レザーの防風性と相まって、身体をしっかりと寒さから守ってくれます。
ポケットは三角の補強が上下ともに配されています。袖にはベルトとレザーのボタンがあり、ここに従来のカナディアンらしさが垣間見えて、とても素敵です!
アドルフ・ラフォンといえばやはりジッパー。
こちらのジャケットでもその特徴は存分に活かされていて、ダークブラウンのボディに光るゴールドのメインジップと、それに垂直になるよう配されたシルバージップのコンビネーションは最高です。
また、アドルフ・ラフォンはディテールに非常にこだわったメーカーであり、このジッパーに見られるECLAIR製のファスナーもそれ自体が、年代の古く希少で、かつ機能性の良いものです。
実際に、製造から何十年と経った今でも綺麗な滑りを体感させてくれるその滑らかさは、一級品と言えます!
アドルフ・ラフォンはおろか、その他のワークウェアメーカーのものでも、このようなカナディアン型レザーのジャケットは今までに見たことがなく、とても珍しいもの!
コンディションに関してもとても良い状態なので、誰とも被らない最高の一着が欲しいという方にぜひ!
ジッパー...ECLAIR社製
ボタン...レザー製で、オリジナルです。
コンディション... 8.5/10
特筆すべきダメージや虫食いなど一切ございません。
非常に良いコンディションです。
サイズ
着丈 76cm
肩幅 52cm
身幅 60cm
袖丈 65cm
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