YouTubeに着用動画あり】

 

50年代の黒シャンブレーアトリエコート、デッドストックです。

素材はコットンにリネンが20%ほど混ざったメティス。シャリシャリした、少しひんやりとする生地ながら見た目の「黒シャン」を感じられるのはこの配合しかあり得ません。リネンが半分以上入るとシルバーになってかなり明るくなりますが、「シャンブレーのダークグレーを残しながらメティスがいい!」という方にとってもおすすめ。

 

しかしこのアトリエコート、最も特筆するべき点は生地や色合いではありません。デッドストックという状態でもありません。私がこのコートを見て一番テンションを上げたのはそのボタンです。

中央から外側に向かって放射線状に広がる彫刻が施された木製ボタン。暗めの色に染められていますが木の茶色が残っていて、なぜだか透明感さえ感じさせられるこのボタンは20~30年代に製造されたもので滅多に見かけることがありません。デッドストックのウェアに付けられているのを見たのは初めてだったかもしれません。

何より、見ていて吸い込まれそうになるこのボタンの美しさは、他のどのボタンのそれにも勝ります。

 

当時のフランスの家庭にはcache-poussière(埃隠し)と呼ばれる衣服があり、シャンブレーコートもそのうちの一つ。白、黒、グレーの糸で構成された生地は埃がついても目立たず、洗濯する必要が他の洋服より少なかったためどの家庭にも大体あったそうです。

また、小学生やその教師もみんな着用していました。映画『大人は判ってくれない』を観れば、先生がシャンブレーコートを着ているのがわかります!

 

また、アトリエコートはもともとオーバーコートとして着用されていました。冬には着込んで着込んで、その上に着ていたと聞いていますので、こんな季節でも暖かいヘビーアウターの上に羽織ってみてもいいのではないでしょうか。

 

メティスのシャンブレー、特にデッドストックはほとんど見かけません。ぜひこの機会に手に取ってみてください。

 

また、付属しているタグも読むととても面白いです。

まず表面には、このコートが1901年に設立されたアソシアシオン法に基づくカリテ・フランス(フランス製品の質の維持に関する概念)に沿って製造されたものであることが記されています。コントロールナンバー(338番)まで書かれています。

裏面には、

-メーカーLABORの生地及び糸選びから保証される製品の頑丈さ

-製品の色の落ちにくさ、発光の良さ

-カリテ・フランスが制定していたモデルに沿った型を使用していること

-規律正しい縫製を心がけ、なおかつそれを実行していること

-弱い糸を使用していないこと

-ボタンをつける位置に気を配っていること、またそれが取れないように縫製していること

(-仮にジップを使用した製品の場合、エクレール社の物を使っていること)

-良質な着心地を維持するため、ゆとりを計算して製造していること

-洗濯方法

が記されています。

このタグだけでも、なかなかの資料になるのではないでしょうか!!

 

サイズ 表記は50

着丈 129cm

肩幅 48cm

身幅 62cm

袖丈 66cm

 

着用モデルは175cm、55kgです。

 

コンディション

10/10

(ベルトは欠損しています)

タグつき

水通ししてしまうのはその後の色落ちにも深く関係して残念ですので、ノリ剥がし兼色味の保護の方法はぜひご購入後お聞きいただければと思います!

 

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【SOLD、50s】リネン混の黒シャンブレーコート、デッドストック

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