1950年代頃に製造された、フランス海軍のメカニシャン、またはブルジュロンのパンツです。

 

メーカーはWAREIN(ワラン)。フランスのミリタリー服で頻繁に見かける、フランス北東部の街リールにあった会社です。

1939年から今も生地製造をしており、戦時にはフランス軍やCEA(シャルル=ドゥ=ゴール政権下に設立された、エネルギー、防衛、健康などの国営研究機関)にロボット工学を利用した生地・衣類の提供とその発展に貢献したのがワランでした。

 

 

M-47カーゴパンツなどでもよく見るメーカーで、フレンチヴィンテージがお好きな方には、なじみ深い!と感じる方もおられるのではないでしょうか!

 

 

こちらのパンツは裾ベルトや2つのトップボタンといった(前期型)M-47カーゴパンツのディテールを備えていますが、4つのポケットはすべてセットオンポケットになっています。

物を出し入れしやすい(=落ちやすい)このようなポケットは、攻撃隊員の服にはあまり使用されていません。

一方で出し入れしやすいその特徴は、メカニシャンや作業用の服に適していると言えるので、こちらのパンツはそういった用途を持って作られた物だと推測できます。

 

特に前面のポケットの口は手を入れやすいよう歪曲して設計されていて、非常に特徴的でかわいいです!

 

 

生地には柔らかくも頑丈な、キメの細かいコットンが使用されています。

十分なゆとりの取られたシルエットとその軽めの生地で、とても快適な穿き心地!

 

 

そして、なんとウエストベルトが付属しています!

M-47パンツ同様に、ベルトで絞って穿くことをあらかじめ考慮して製造されていたためだと思われます。

また、このような付属のベルトは取り外すことができないことが多いですが、こちらは取り外しが可能です。

 

 

サイドシームの裏には、GAILLIARD SANFORとスタンプされています。サンフォライズ加工がされていることが書かれていますが、このような表記は初めて見ました!

また、GAILLIARDはサンフォライズ加工を手掛けていたフランス北部のバロンタンを拠点としていたメーカーです。

 

 

フランスのミリタリー愛好家が集るウェブサイトでも見つからなかった、希少性のとても高いモデルで