1950年代頃に製造された、料理人のワークジャケットです。
メーカーはAu Molinel(オ・モリネル)です。
ベルギーとの国境に近いリールを拠点に、1845年から現在も続くフランスでは老舗のワークウェア会社です。アドルフ・ラフォンとはまさに1年違い!
コットンや、コットン/リネンのメティス、ナイロンなど柔らかい生地のワークウェアの印象が強いです。
そのため大工や農夫よりも、こちらのジャケットのように料理人やパン屋などの衣服をよく見かけます。また、マキニョンのインディゴリネン系統においても、オ・モリネルの作ったコートやパンツなどは非常に質が良いです。
フランスの料理人といえば今でもこの形が一般的!
私は舌がバカなのでレストランには足を運びませんが、ビストロなどのシェフはやはりこの形のジャケットを着ているイメージがあります。
ダブルになっているのは、おそらく料理の最中に油などが飛んで火傷をしないための作りです。
スタンドカラーにダブルの作りで、首から下まで一直線に集中したデザインがとても洗練されていてとてもかわいいです!
また、背中側は古いフレンチヴィンテージジャケット特有の強いカーブがかかった縫製が見られます。
このディテールがあるからこそ、後ろから見た際には寸胴に落ちた雰囲気ではなく身体
に沿った様子に見えます。
素材に関しても、生地にこだわるオ・モリネルらしく少しザラつきがありつつもシャリ感のある良質なコットンが使用されていて、着心地もとてもいいです!
ボタン...右側一番下のボタンだけ替えられていますが、他はすべてオリジナルで、プラスチック製です。
コンディション... 7.5/10
裾の内側に汚れがあります。
当時の仕事の跡だと思われます。
当時の洗濯方法に則って、マルセイユ石鹸で手洗いしています。
手洗いをすることで生地を無駄に傷めずに済み、より長くご着用いただけます。
サイズ...18歳児用
着丈 61.5cm
肩幅 41cm
身幅 48cm
袖丈 57cm
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