1950年代に製造された、黒モールスキンのワークジャケットです。
製造したメーカーはLe BEAU-FORT(ル・ボー=フォール)です。
パリとナントの間にあるコミューン、ボーフォール=アン=ナンジューにて1943年からワークウェアを作っているメーカーで、現在はTOYOTAなどとも提携している会社です。
全体的にシンプルではあるものの、V字型のポケット口補強やボー=フォール独自のダイヤモンド型内ポケ、丸みのある襟など、素敵なディテール満載の一着。
モールスキンの素材自体も、しなやかでありつつも頑丈さがしっかりとある物です。
黒モールスキンは黒い汚れが目立たないということから、国営では汽車のボイラールームで石炭をくべる人や、民間では炭屋の人々などに愛用された生地です。
フレンチヴィンテージにおいてはブルーが主役であり、それが無ければ始まらないとも言えます。そのため「黒」は相対的に少ない色ですが、やっぱり好きなカテゴリ一つにつき一着は黒い服が欲しいもの...!
そんな時にはやっぱり黒モールスキンが挙がります。
ブラックモールスキンのジャケットはそういった理由もあるからか非常にヴィンテージ界隈で人気が高く、国外での高騰を受けてフランス国内のディーラーの方々も血眼になって探し、異常なほどに高い値段で販売しています。
そのためフランス国内でもその姿を見ることは年々減り続けています...
黒モールスキンは、色褪せると白がかったグレーになります。
その過程を、こちらのジャケットでも見ることができます。
ちょうど良い具合に褪せた色合いは、ブラックモールスキンにしか出すことのできないユニークな風合いを醸し出していて、見る度、触る度にそのジャケットが過ごした時間を感じることができます。
ボタン...すべてプラスチック製で、オリジナルです。
コンディション...8/10
特にダメージはございません。先述の通り少し色褪せた色合いが最高の雰囲気を出しています。
当時の洗濯方法に則って、マルセイユ石鹸で手洗いしています。
手洗いをすることで生地を無駄に傷めずに済み、より長くご着用いただけます。
サイズ...40
着丈 69cm
肩幅 43cm
身幅 50cm
袖丈 60cm
発送やその他注意事項について、サイトのABOUTページに記載しております。お買い求めの際はそちらをお読みください。
¥68,000価格