1940年代に製造された、フランス軍のM-38ブルジュロンジャケットです。

 

 

ブルジュロン(bourgeron)は労働者や(陸・空軍)の兵士が着ていた短い丈のコットンコート(つまりジャケット)の総称です。

労働者であればそのまま労働に、兵士であれば主に兵舎にて着用する目的で製造されていました。

(日本ではボージョンと呼ばれることがほとんどですが発音が違いますので、ここではフランス語発音に近いブルジュロンと表記致します。)

1874年の5月に初めて軍に配給されることとなりましたが、この際には軍に所属する労働者へ、その10月に憲兵班長に、翌年7月には騎兵隊員に、1877年には砲兵隊員にと徐々に広まっていくことになります。

 

(ブルジュロンパンツと呼ばれるものがありますが、ブルジュロン自体は「短い丈のコットンコート」を意味するので、ブルジュロンパンツはそれと同時に着用されていたパンツのことを指すのだろうと思います。)

 

 

こちらはスタンプからは1947年に製造されたこと、またフランス中西部に位置するコミューン、アンジェール(Angers)にて作られたことがわかります。

1930年代のモデルには多様なスタンプを見ることができますが、こちらの円形に十字が描かれたシンプルな物も非常にかわいいです!

 

 

色味はマスタードイエローをくすませたような独特なもの。カーキやベージュ、ブラウンなどがフランスのミリタリーには多いですので、なかなか珍しい色合いです。

風合いの良い明るい色で、これからの季節にももってこいな一着!

もちろん秋や冬にはコートなどヘビーアウターの下に着ることで、指し色にも最適です。

 

 

大振りな丸襟やエポレット、フラップポケット(フラップをめくると玉縁ポケットが出てきます)、ベルト、袖ベルトなどたくさんのディテールがあり、デザイン面でも非常に素敵です(フラップポケットには物を入れても落ちにくいというメリットも)。

 

それらをまとめるかのような存在感のメインボタンも!

ボタンの間隔が狭いのも年代を感じるディテールです。

 

こちらのコットンツイル の生地はしっかりしているけれど、柔らかさもあり着心地が良いです。

 

 

ボタン...全てオリジナルでメタル製です。

メインボタンは裏にPARIS L.W.と刻印されています。

エポレットやベルト、袖ベル